季節ごとの尾瀬を楽しもう−春・夏・秋
尾瀬は季節ごとの移ろいが大きいので、それぞれの季節において独特の楽しさがあります。
ちょっとした注意点を含めて紹介しています。
6月−ミズバショウの時期がピークを迎える
尾瀬の湿原と言えばミズバショウというくらい切っても切れない関係にありますし、恐らく多くのハイカーたちはミズバショウを見るために尾瀬に入山されるのでしょう。
この時期、特に週末はハイカーたちで賑うので木道や鳩待峠−尾瀬ヶ原までの道もかなり混み合います。高速バスで来られる方は時間を十分に計画しておく必要があります。
もし可能であれば週末を避けて来ることができればそれほど混雑せずに済みます。いずれにしても国道は渋滞とかはしませんのでスムーズに行き来ができるでしょう。
夏の時期−周囲一帯が草花で覆われる
私が個人的に好きなのが夏の尾瀬です。
標高1400m前後の尾瀬ヶ原は夏の時期、本当に清々しい高原の空気を楽しむことができます。
それに加えて夏の時期に咲くキスゲや青々として草は心を洗ってくれる気がします。夏休みの時期でも平日であればハイカーもさほど多くないので周囲一帯が大自然の中、黙々と歩くこともできます。
自然と向かい合いながら、色々と大切な事を考える良い時間にもなりますよ。
秋の時期−草もみじと早い紅葉を楽しめる
10月にもなると尾瀬はすっかり秋の装いとなります。
湿原一帯の草が枯れるのですが、この情景を尾瀬では草紅葉と呼びます。下の写真のように茶色がかった尾瀬も非常に風情があり心を和ませてくれます。
こちらの写真は10月の半ばに撮影したものですが、すでに山々では紅葉で色づいています。小雨が降っていたせいもありますが、この日の気温は早朝の時間に2度まで下がりました。
この時期の来場者はまばらです。
もし秋の時期に尾瀬ヶ原に来るのであれば、天気にもよりますが気温が下がる日もありますので万全の服装を準備しておきましょう。特に朝の時間雨が降っていると冷え込むので注意が必要です。